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旧石器時代(2) [まとめプリント]

前回からまとめプリントをアップしています。



今日は、旧石器時代のラスト、2枚目です。

古代2.jpg

旧石器時代とは、打製石器を使用する時代のことでしたね。
土器を使用しない文化であったことから、先土器(せんどき)文化とか無土器(むどき)文化とも呼ばれます。
また、縄文文化に先立つことから、先縄文(せんじょうもん)文化と呼ぶこともまれにあります。

日本には旧石器時代は存在しなかった、というのがながらくの定説でした。
それを覆す発見が、相沢忠洋(あいざわただひろ)という青年によってなされます。

1946年、納豆を売る仕事をしていた相沢忠洋は、
JR両毛線の岩宿(いわじゅく)駅にほど近い切り通しで、なにやら人工的な石を発見しました。
考古学が趣味であった彼は、それが石器であるとすぐに気が付いたようです。
その後、彼は周辺での発掘を続け、1949年に東京の考古学者に成果を見てもらおうと決意しました。
群馬から東京まで、彼はまさかの自転車で移動します…
マッハで自転車をこいでも9時間ほどかかるようですが…相沢くんすごすぎ…

やがて、彼の発掘成果は東京の考古学者の名前で発表されました。
納豆売りであるアマチュアの考古学者の名前が公表されることはなかったのです。
さらに、地元でも相沢は「詐欺師」だの「売名行為」だの誹謗中傷を受けます。
心が折れそうですよね…
しかし、彼の考古学への情熱は冷めることはなく発掘を続け、
岩宿での発見から20年が経とうというころ、ようやく彼の功績は認められたようです。

ほんとにすごい熱意ですね…

そんな相沢忠洋と岩宿遺跡の名前は基本的ではありますが、
よく大学入試に出ますのでしっかりと覚えておきましょう!

ほかの旧石器時代の遺跡としては、野尻湖(のじりこ、または野尻湖遺跡)が有名です。
オオツノジカのツノが星に、ナウマンゾウのキバが月に見える、というロマンチックな発掘もなされました。

ではここで、解答を載せておきます。

古代2解答.jpg

プリントには他にも遺跡をいくつかあげておきました。

私が高校生のころ、旧石器時代の遺跡はもっともっとたくさん教科書に載っていました。
しかし、2000年にいわゆる「旧石器捏造(ねつぞう)事件」が起こり、
旧石器時代の遺跡に関する調査結果はいったん白紙になったのです。

彼が発掘すれば必ず遺跡が見つかる、ということで「ゴッド・ハンド」の異名をもつ有名な考古学者が、
別の遺跡で発掘した石器を夜のうちに調査中の遺跡に埋めておき、
翌朝それを掘り起こして「大発見!」とウソをつく様子を、新聞がスッパ抜いたのです。

学者が調査でウソをついた、ということは、考古学・日本史の学界だけでなく、世界からも非難されました。
私はこのころ、大学で日本史を研究していたので、本当に驚きました…
日本史の教科書も旧石器時代の遺跡を白紙にし、
このころ刊行が開始された日本史の概説書も回収、手直しのすえ再発行という手段を取っていました。
受験生の立場からすると、覚える遺跡が1つでも減ることは喜ばしいかもしれませんが、
これは絶対にあってはならない恥ずかしい事件です。

その元「ゴッド・ハンド」、いまどうしているかというと…
「この手が悪いのだ!」と、自らナタで右手の指2本を切り落としたそうです…
うーん、手のせいではないと思うのだが…

それでは、今日はここまで☆



次回から縄文時代に入ります。

画像出典
http://www.craftmap.box-i.net/
https://www.meiji.ac.jp/museum/kouko.html
http://nojiriko-museum.com/?page_id=385
http://www15.plala.or.jp/Aizawa-Tadahiro/tadahiro/tadahiro.html
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